『ブッダのことば』を読んで
辛い時に、この本は安らぎを与えてくれる。2,600年の時を経て、ブッダの言葉が今も私たちの心を癒す。特に、「少なる章」の「4. こよなき幸せ」が私のお気に入りだ。
・愚者に親しまないで、賢者に親しみ、尊敬するべき人を尊敬すること。
・適当な場所に住み、あらかじめ功徳を積んでいて、自らは正しい誓願を起こしていること。
・深い学識あり、技術を身につけ、身を慎むことをよく学び、言葉がみごとであること。
・父母に仕えること、妻子を愛し護ること、仕事に秩序あり混乱せぬこと。
・施与と、理法にかなった行いと、親族を愛し護ること、避難を受けない行為。
・悪をやめ、悪を離れ、飲酒を慎み、徳行をゆるがせにしないこと。
・尊敬と謙遜と満足と感謝と、教えを聞くこと。
・耐え忍ぶこと、言葉のやさしいこと、「道の人」に会うこと、理法についての教えを聞くこと。
・修養と、清らかな行いと、聖なる真理を見ること、安らぎ(ニルヴァーナ)を体得すること。
・世俗の事柄に触れても、ここが動揺せず、憂なく、汚れを離れ、安穏であること。
これらのことを行うならば、いかなることに関しても敗れることがない。あらゆることについて幸福に達する。