高橋 賢

2022年を振り返って

2022年を振り返って

Okayama Innovation Contest 2022

2022年は、年初の抱負だった「臓器チップ技術を活用したヒト臓器・疾患モデルを提供する事業活動に一歩踏み出したい」という目標を大いに達成した1年でした。

高橋は、一大決心をして参加を決めた岡山イノベーションスクールで、8ヶ月間にわたってビジネスの基礎を学びました。ブラッシュアップしたビジネスプランを引っ提げて参加した岡大ピッチコンテスト2022では、中国銀行賞とNEDO賞を受賞しました。また約100人がエントリーした岡山イノベーションコンテストでは、ビジネスプラン一般の部で大賞を受賞。さらに、国立研究開発法人・新エネルギー産業技術開発機構(NEDO)主催の技術事業化プログラムの二次審査を通過してファイナリストに選定され、2023年の最終審査会に臨むことになりました。

学術研究では、心臓チップ、腎臓チップの研究開発を進めた他、心臓チップを用いた心不全モデルの開発研究のために米テキサスA&M大学のナシア・ウディン博士との国際共同研究をスタートさせました(日本学術振興会・外国人研究者招聘事業S21099)。さらに、岡山大学の江口徳傑博士との共同研究により、がんチップの研究開発を進めました。

関連記事: 高橋賢の業績

2023年の抱負

高橋は、大学の研究で得られた知識と技術を社会に還元し、社会が必要とする知識と技術を大学で研究する、というサイクルを回すことにより、大学の学術研究の活性化と社会への貢献を達成するというビジョンを、長年に渡り描いてきました。その実現に向け、ヒト臓器チップ研究を技術基盤とする大学発スタートアップの設立を行います。

学術研究ではマイクロ流体チップ技術、メカノバイオロジー、および病態モデリングを核とした国際共同研究を積極的に進め、特許の取得、ハイインパクトな論文の出版、さらには大型研究グラントの獲得を精力的に行います。

教育では、上記の研究を通して国際的に通用する次世代を担う博士、修士、学士人材の育成を行います。

* * *

Takahashi Lab at Okayama University uses principles of physiology, cellular and molecular biology, and biophysics. The purpose of the lab is to develop science and medicine by unveiling the mechanisms of diseases through collaborations with scientists, epidemiologists, and corporate alliances. The alliance includes Harvard University, Boston University, Texas A&M University, and PD Aerospace, Ltd.

Tags: ,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

jaJapanese