高橋 賢

情報計算化学生物学会にて臓器チップ研究の成果を発表

情報計算化学生物学会にて臓器チップ研究の成果を発表

organ-on-a-chip - Ken Takahashi

2020年10月27日から30日に、情報計算化学生物学会(The Chem-Bio Informatics Society, CBI)の主催によりCBI学会2020年大会がオンラインで開催されました。2020年に始まったCBI学会年次大会は、情報計算化学・生物学分野の研究者や産官学の関係者の交流を目的として毎年開催されています。

2000年に初まり、Amazon Web Service、富士通やBruker社をスポンサーとするこの学会は、東京大学、大阪大学や理化学研究所など、日本トップクラスの研究者の参加により毎年の年会が行われています。この学会の「先端的計測技術」のフォーカストセッションで、高橋賢は「ヒト臓器チップを用いた臓器機能評価」の発表を行いました。

実験動物を用いて薬物の効果を調べたり疾患モデルをつくる場合、ヒトへのデータ外挿の妥当性の問題や、動物倫理的問題が生じます。この問題を解決するため、高橋らの研究チームはヒト由来の細胞から構成された臓器チップを開発しました。この学会では、血管内皮細胞と心筋細胞からなる心臓チップや、血管内皮細胞と星状細胞・周皮細胞からなる血液脳関門チップに関し、最新の知見を報告しました。

この学会での活動を通し、産学や研究者間の連携を通した、臓器チップ研究のますますの発展が期待されます。

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Takahashi Lab at Okayama University uses principles of physiology, cellular and molecular biology, and biophysics. The purpose of the lab is to develop science and medicine by unveiling the mechanisms of diseases through collaborations with scientists, epidemiologists, and corporate alliances. The alliance includes Harvard University, Boston University, Tokyo University of Science, and PD Aerospace, Ltd.

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